コマツ石川株式会社

社員インタビュー

大いなる仕事の使命 東日本大震災から今年で10年になりますが、私が岩手県の陸前高田に出向いたのは4年前。海岸沿いの平地は盛土して、きれいに整地されていましたが、あたりは鉄骨がむき出しになった建物が点在するだけで、その光景に思わず息をのみました。
自分に課せられた仕事は、任務を終えた大型の油圧ショベルやブルドーザーをトラックに載せて帰るために、パーツを分解する作業。与えられた時間で、安全に早く作業を進めるためには、一人一人の立ち回り方が重要です。こびりついた泥を水で流し、ベテランの先輩に注意点を教わりながら、大きなハンマーやスパナ、レンチを使い、ピンやボルトを全身の力を込めて外しました。
全ての作業を一週間で無事に終え、この仕事の大きな使命を改めて噛みしめながら、モニュメントとなった「奇跡の一本松」を後にしました。

葉葛 太友

問題を乗り越えて強くなる コマツの建機は衛星通信システムによって、お客様が世界中、どこで建機を使っていても、場所や状況がリアルタイムでわかります。故障の連絡を受けるとエラーコードを調べ、準備をして現場に直行します。
油圧ホースの修理や部品交換は何度も経験していますが、電気制御が関係していると、マニュアルの手順に従ってもすぐに直らないことがあります。そんな時は、経験値を豊富に積んだ先輩整備士に電話。そのアドバイスはいつも的確で感動すら覚えます。
僕は小さい頃、緊張すると言葉がつまる癖がありました。それを直したくて中学で放送部に入り、人前で話すことが楽しくなりました。いかなる状況でも修理を行うには、度胸と冷静さが必要です。泥や油にまみれ、自分の力で問題を克服した経験は全て財産。自分が学んだことを、今度は後輩たちにも伝えていきたいと思います。
【さくらノート石川県版】

MESSAGE
「 学生時代に資格を取らないと もったいない 」

高校時代にロボットアメフトやロボット相撲で全国大会に出場し、好きなものづくりを思い切り楽しむことができましたが、もっといろんな資格を取ることに時間を使えばよかったと後悔しています。高校で取得した電気工事士や危険物取扱者の知識は仕事でも役に立っており、さらに広い知識があれば自分ができる仕事が増え、可能性が広がります。